和菓子教室 ~京都七条 「甘春堂」~

ふたたび京都のお話。

今回、ずっと行きたかった「甘春堂」の和菓子教室へ参加しました。
京都七条豊国神社の門前、昔ながらの店構えの「甘春堂東店」。
こちらの2階がお教室です。
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どっしりとした梁が横切る店内。
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開始時間より10分程早く到着したわたし。
こちらでお待ちくださいと通された場所からは、
たくさんの落雁の型と下ごしらえの作業をする職人さんのお姿が・・・。
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おじゃまかしらと思いながらも、己の好奇心に勝てず(いつもの事・・・)
カメラ片手に撮影の許可を伺ったところ快諾いただきました。

職人さんに「取材か何かの下調べですか?」と聞かれたので
東京で懐石料理を学んでいる事を伝えると「えらい手間のかかる事学んではるなぁ」と笑いつつ
茶懐石と茶道のお菓子はつながってるからと、
教室までの少し時間めずらしい木型などを見せてくださいました。

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これは福良雀。小さな雀が翼をわっと羽を広げている姿でとてもおめでたいものとの事。木型に書かれた「福良雀」の文字。
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正月用の奴凧                       節分用の鬼。
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この三枚松は一番縁起がよいとされ他のものより彫が深いため、色を変えたり重ねたりと、
グラデーションをつけて使用することもあるそうです。右はなでしこ。とっても繊細・・・。
季節や行事ごとにたくさんの落雁型があることを初めて知りました。

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百味箪笥に並ぶ様々な落雁たち。
繊細な形と色使いの日本美です。


*

時間がきて2階の作業場へ移動。
1日3回開かれる和菓子教室、前の回は外国人の団体さんで
賑やかにお店を後にされました。
私は東京から修学旅行で来ていた(大変利発そうな)女子中学生5人と一緒に
こじんまりと体験。

1ヶ月ごとお菓子の内容が変わり、今回は写真左上の上生菓子ういろ「梅の精」
右練りきり「撫子」、左下きんとん「紫陽花」です。(ブレてます・・・)
美しいですね。もちろんお手本です。
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餡と餡子は用意されているので教室では成型だけを習います。
とはいえ、なかなか大変で一番難しかったのは撫子。
丸い形に木の棒で5等分して切り目を入れるのだけど、この等分が綺麗にできない。
花びらもふっくらとできずに職人さん「あぁ、それ残念です」と言われる私の撫子。ちーん。
そんな撫子を除く私の作品はこちら。
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今回特に「紫陽花」を作ってみたかったのです。
よく見かけるお菓子だけど、どんな風に作っているのかなぁと常々思っていました。
2層になった2色の餡を粗い目の竹ざるで裏ごして小さな長方形になった餡を
餡子に張り合わせて完成。勉強になった!

「関東ではハサミでチョンチョンと切って花びらの形付けをしますが、
関西はすべて木の棒でします」と言っておられました。
このフレーズ、和食を習う中でも度々遭遇します。
”関東でそれはしない、する”、”関西ではしない、する”。
文化の歴史や背景、水や素材などの違いを感じると共にちょっとしたライバル心が見え隠れして
その言葉を聞くたびに和の世界のおもしろさを感じます。

*

学生さんは上記3つを作っておしまい。
一般参加のわたしは引き続き干菓子「きざと」を教わりました。
「きざと」=「生砂糖」で、砂糖とつなぎに寒梅粉を用いた干菓子。
季節によって種類も様々で風雅。
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今回は若鮎です。
涼しげ・・・・・のハズがなんか私のはサメっぽいけど。
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よくみたら職人さんのお手本と鮎の向きが違う。。背びれが上下逆だわっ。
でも味は一緒、美味しかったです。←職人に向かない


以上で和菓子教室終了。

二つを持ち帰り、一つはお抹茶と一緒にお店で頂くことができます。
1時間20分ほどの授業とお茶をいただいて一人2000円。
職人さんもお店の方も大変親切で楽しさも倍増。
よい時間でした。
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by cafe-elefante | 2009-06-30 10:31 |  京都の味・お店

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