御所雲月「小松こんぶ」・二條若狭屋「不老泉」
2011年 01月 11日
少々延びていた京都のお気に入りの味のお話です。
「二條若狭屋」不老泉は葛湯のおしるこ。
大正時代からあるというお菓子。
ウサギ模様の箱から紙包を取り出し、お粉をお椀に移しお湯をそそぐと・・・
甘さ控えめ、トロリとした上品な抹茶味の葛湯おしるこのできあがり。
あられもかわいらしく、おなかにやさしくて冬は体も温まります。
マッチ箱ほどの大正モダンの絵柄小箱に1食づつ違う味が入っています。
(桜はあずき、松はプレーン葛湯)
1枚目写真の左上は京懐石「御所 雲月」の小松こんぶ。
甘味の箸休め、ご飯のおとも、お酒のつま、蕪と和えて1品・・・など、
万能食材な小松こんぶは我が家の定番。
南青山にも店舗があり関東でも購入可能です。
お砂糖をふんだんに使う関東料理に比べて塩味ベースの関西料理。
関西では古くからお砂糖はお菓子に使われるものだったようです。
こんなかわらしい懐中ぜんざいを見ると、そんな食文化の伝統を感じます。